仕事を辞めたい。でも、辞められない。
そう検索したのは、きっと今日が初めてではないと思います。朝、目が覚めて会社のことを考えた瞬間に体が重くなる。帰りの電車でふと「このままでいいのかな」と思う。それでも翌朝になると、いつもどおり出勤している。
不思議なのは、「辞めたい理由」ははっきりしているのに、「辞められない理由」のほうはうまく言葉にならないことです。
給料が上がる気がしない。今の仕事がこの先の自分に何を残してくれるのか分からない。人間関係に疲れている。どれも本当の気持ちです。私自身も、今の収入のままで数年後もやっていけるのかと不安になることがありますし、まったく別の業種に興味が向く時期もありました。
一方で、辞められない理由を聞かれると、「次が決まっていないから」「今より悪くなるかもしれないから」「なんとなく、まだ早い気がするから」と、どこかぼんやりした答えになってしまう。
この「ぼんやり」こそが、足を止めている正体なのかもしれません。辞めたい気持ちが弱いのではなく、辞めたあとの自分が想像できないから動けない。そう考えると、少し見え方が変わってきます。
「辞められない」を生む、知らない先への不安と生活の事情
辞めるか残るかを一人で考え続けても、なかなか答えが出ません。それは意志が弱いからではなく、考える材料がそろっていないからだと思います。
一つ目は、比べる相手がいないことです。今の会社のことは、良いところも悪いところもよく知っています。けれど、転職した先の自分については何も知りません。よく知っているものと、何も知らないものを比べようとすると、人はどうしても知っているほうに留まりやすくなります。「辞められない」の多くは、ここから生まれているように思います。
二つ目は、自分が何を大事にしているのかが、自分でも分かりにくいことです。給料なのか、働く時間なのか、仕事の中身なのか、人間関係なのか。不満はいくつも浮かぶのに、どれがいちばん譲れないのかと聞かれると迷ってしまう。優先順位が決まっていないと、「今の会社を出れば解決するのか」も判断できません。
三つ目は、仕事以外のことが絡んでくることです。家賃や生活費、家族のこと、引っ越しが必要になるかどうか。転職は仕事だけの話ではなく、生活全体の話になります。考えることが多すぎて、どこから手をつければいいのか分からなくなる。そうして結局、何も決めずに一日が終わっていきます。
さらに言えば、身近な人に相談しにくいという事情もあります。同僚には話しづらいし、家族や友人に話すと、心配されたり、逆に「辞めちゃえば」と軽く言われたりする。どちらも本当に聞きたかった答えではない。
つまり、一人で答えが出ないのは自然なことです。足りないのは決断力ではなく、自分の考えを外に出して整理する場なのだと思います。
辞めるか残るかの前に、不満の優先順位をつける場
そうした整理の場として、キャリアコーチングという選択肢があります。ここで紹介するのは、転職の支援も含めて、一人の担当者が伴走してくれるタイプのサービスです。
申し込みの流れはシンプルで、LINE で友達追加をして、面談の日程を決め、面談を受ける、という順番です。
費用については、面談からその後のサポートまで、相談する側に費用はかかりません。追加料金やオプションの課金もありません。運営会社の報酬は、転職先の採用企業から支払われる成功報酬という仕組みになっています。
このサービスの特徴は、求人の紹介から入るのではなく、自己理解から始めることです。「どんな求人がありますか」ではなく、「自分は何を大事にしたいのか」「今の不満のどこが本当に苦しいのか」を言葉にするところから進んでいきます。先ほど書いた、優先順位が決まらないという悩みに、正面から向き合う順番です。
一人の担当者が約 3 ヶ月、自己理解から入社後の定着まで伴走します。途中で、担当者が厳選した求人の紹介もあります。また、住まいや家族、お金のことなど、転職に伴う生活面の相談もできます。一人で考えると絡まってしまう仕事以外の事情も、まとめて話せるのは心強いところです。
ここで気になるのが、「まだ辞めると決めていないのに、相談していいのだろうか」という躊躇だと思います。
自己理解から始めるので、決めていない段階からでも話を始めやすい順番だと思います。話してみた結果、今の会社に残るほうがいいと思えたなら、それも一つの答えです。向こうも仕事として相談に乗っているので、遠慮する必要はありません。
業界や職種がもう決まっている人には別の方法も
良いことばかりではないので、注意しておく点も書いておきます。
まず、自己理解から始める以上、すぐに求人だけを見たい人には、遠回りに感じられるかもしれません。応募したい業界や職種がすでに決まっているなら、別の方法のほうが合う場合もあります。
また、運営会社の報酬は採用企業からの成功報酬です。こうした仕組みであることは、頭の片隅に置いておくとよいと思います。紹介された求人に応募するかどうかは、自分で決めて構いません。
そして、担当者との相性もあります。話してみて合わないと感じたら、続けなくて構いません。続けるかどうかは、相談してから決めればいいことです。
決断の前に、引っかかりを言葉にしてみる
仕事を辞めたいのに辞められない。その状態が続くのは、とても疲れることだと思います。
ただ、今すぐ答えを出す必要はありません。辞めるか残るかを決める前に、自分が何に引っかかっているのかを誰かと一緒に言葉にしてみる。それだけでも、見える景色は少し変わるかもしれません。
相談する側に費用はかからないので、ちょっとでも考えているなら、一度話してみるのもありだと思います。合わなければ、そこでやめて構いません。
「何がしたいか分からない」から、「自分で選んだ」と言える転職へ【キャリナビ】
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もちろん、今日はこの記事を読んだだけで閉じても大丈夫です。「話せる場所がある」と知っておくだけでも、次に迷ったときの選択肢が一つ増えます。

