「自己分析 できない 社会人」と検索したあなたは、たぶん一度は自分と向き合おうとしたのだと思います。ノートを開いたり、ネットの診断を試したりして、「自分の強みは」「大事にしたいことは」と書き出そうとした。けれど、手が止まった。
何も浮かばないわけではないのです。「責任感はあるほうかもしれない」「人と話すのは嫌いではない」。そのくらいは出てきます。ただ、書いた言葉がどれも誰にでも当てはまりそうで、自分のことを書いた気がしない。そこから先の「だから、この先どうしたいのか」には、どうしてもつながりません。
私にも、そういう時期がありました。仕事に強い不満があったわけではないのに、この先を聞かれたら何も答えられない。調べるほど「こうすべき」が増えて、自分が何を望んでいたのか、かえって分からなくなったこともあります。
自己分析ができないのは、自分に中身がないからではありません。社会人になってからの自己分析には、学生のころとは別の難しさがあります。まずは、そこから整理してみます。
社会人の自己分析が、一人だと進まない理由
就職活動のときの自己分析には、ある意味で「型」がありました。面接で話すためのエピソードを用意する、志望動機につなげる。ゴールがはっきりしていたので、多少ぎこちなくても言葉にはなったのだと思います。
社会人になってからの自己分析には、その型がありません。誰かに提出するわけでもなく、正解の形も決まっていない。「この先どうしたいか」という問いは、ゴールそのものを自分で決めるところから始まります。問いが大きすぎて、どこから手をつければいいのか分からなくなるのは自然なことです。
もう一つの理由は、材料の問題です。自分の頭の中だけで考えていると、使える材料はいつも同じです。昨日考えたことを今日も考え、同じところで引っかかって止まる。視点が一つしかないので、ぐるぐる回るだけで先に進みません。
さらに、働いている時間が長くなるほど、自分にとって当たり前になったことが増えていきます。毎日こなしている段取りや、人との接し方の癖。本当はそれが自分の特徴なのに、慣れすぎて本人には見えなくなります。自己分析で「強みが分からない」と感じるのは、強みがないからではなく、自分では気づきにくい場所にあるからかもしれません。
それに、日々の仕事の合間に、疲れた頭で自分と向き合うのはなかなか大変です。考えようとしても、結局「まあ、今のままでいいか」に戻ってしまう。そうなるのは意志が弱いからではなく、一人で考える形そのものに限界があるからです。
だからこそ、外から問いを投げてくれる相手がいると、止まっていた考えが動き出すことがあります。
自分を言葉にするところから付き合ってもらう相談
そうした相手の一つとして、伴走型のキャリアコーチングがあります。転職の支援も含むサービスですが、求人の紹介から入るのではなく、自己理解から始めるのが特徴です。
申し込みの流れは、LINE で友達追加をして、面談の日程を決め、面談を受けるというものです。
一人の担当者が約 3 ヶ月、自己理解から、転職した場合は入社後の定着まで伴走します。自分では言葉にできなかった「何を大事にしたいのか」「どこで引っかかっているのか」を、対話の中で整理していく形です。住まいや家族、お金など、仕事を変えることに伴う生活面の相談もできます。途中で、担当者が厳選した求人の紹介もあります。
費用については、面談からその後のサポートまで、相談する側にはかかりません。追加料金やオプションの課金もありません。運営会社の報酬は、転職先の採用企業から支払われる成功報酬という仕組みです。
「まだ転職すると決めていないのに、相談していいのだろうか」と迷う方もいると思います。私も、まだ決めていないのに相談していいのか迷って、画面を閉じたことがありました。けれど、自己理解から始めるということは、決まっていない段階の人を前提にしているということでもあります。何を聞けばいいのか分からない、という状態のままでも、話を始めることはできます。
合う人、合わない人
注意しておきたいのは、このサービスが転職の支援を含むものだという点です。自己理解から始まるとはいえ、話の先には転職という選択肢があり、途中で求人の紹介もあります。今の会社の中で働き方を考えたい、転職はまったく考えていない、という方には、少し方向が違うと感じられるかもしれません。
また、担当者との相性もあります。話してみて、しっくりこないと感じることもあるでしょう。
そのときは、無理に続ける必要はありません。合わないと思ったら、続けなくて構いません。相手も仕事として向き合っているので、遠慮しすぎることはないと思います。
一人で止まっているなら、一度話してみるのもあり
自己分析ができないのは、あなたが何も持っていないからではありません。一人で考える形に、限界があるだけです。
もし少しでも「このままでいいのかな」と考えているなら、相談してみるのも一つの方法です。面談からその後のサポートまで、相談する側に費用はかからないので、続けるかどうかは話してみてから決めればいいと思います。
「何がしたいか分からない」から、「自分で選んだ」と言える転職へ【キャリナビ】
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もちろん、今すぐでなくても大丈夫です。気持ちが向いたときに思い出してもらえたら、それで十分です。

