入社2年目で「辞めたい」と思う。でも、その気持ちを口に出す前に、自分で打ち消してしまう。「まだ2年目なのに」「もう少しやれば慣れるかもしれない」と。
1年目は覚えることで手一杯で、辞めたいかどうかを考える余裕もなかった。2年目になって少し周りが見えてきたら、この先の自分の姿が、なんとなく見えてしまった。いまは、そんな時期なのかもしれません。
入社2年目の「辞めたい」は、甘えなのかどうか
私にも、辞めたいほどではないけれど、ここにいたいとも言い切れない時期がありました。疲れた日は「辞めたい」と思い、何事もない日は「まあいいか」と思う。結論が日によって揺れて、どちらが本音なのか、自分でも分からなくなっていました。
このもやもやの正体は、「辞めたい」という気持ちそのものより、その気持ちを信じていいのか分からないことにあるのだと思います。甘えなのか、本当に離れたほうがいいのか。その判断がつかないから、動けない。動けない自分に、また焦る。
もしいま、そのあたりで足踏みしているなら、まずは「判断がつかない状態にいる」と認めるところからで十分です。甘えかどうかを、今日のうちに決めなくても大丈夫です。
2年目の迷いに、ひとりで答えを出しにくいわけ
判断がつかないのは、意志が弱いからではありません。答えが出にくい形に、もともとなっているのだと思います。
ひとつは、比べる材料が少ないことです。入社して1〜2年だと、知っている職場は今のところだけ、という人が多いはずです。いまのしんどさが「この仕事だから」なのか、「この会社だから」なのか、それとも「働くこと全般に慣れていないから」なのか。比べる先がないと、ここを見分けるのはとても難しくなります。
ふたつめは、不満と不安がひとかたまりになっていることです。私も、今の職場への不満と、この先への不安が、頭の中でひと続きになっていた時期がありました。ほどかないまま考えると、何を考えても「なんとなく嫌だ」に戻ってきてしまいます。
みっつめは、判断の基準が自分の外にあることです。「すぐ辞める人だと思われる」「まだ早い」という声は、どれも周りの目から見た基準です。気になって調べるほど「こうすべき」が増えて、自分が何を望んでいたのか分からなくなったこともありました。
そして、考えがいつの間にか「辞めるか、続けるか」の二択になっていること。二択のまま行き来していると、理由も覚悟もはっきりしないまま、何もしない側に落ち着きがちです。本当は、そのあいだに「状況を整理する」「人に話してみる」という段階があるのに、それが見えにくくなっています。
ひとりで考えて答えが出ないのは、むしろ自然なことなのだと思います。
辞めると決める前に、話しながら整理してみる
そこで、選択肢のひとつとして、20代に特化した転職エージェントに相談してみる方法があります。求職者が使うぶんには無料です。
流れはシンプルです。LINE または Web のフォームから相談を申し込み、そのあとオンライン(ビデオ通話か電話)でキャリアの相談をします。対面で出向く必要はないので、仕事帰りに予定を空けて移動する、といった負担はかかりません。求人の紹介を受けるのは、必要に応じてです。
このサービスは、いきなり求人を勧めるところからではなく、最初の相談で、この先どう働いていきたいかを一緒に整理するところから始めます。たとえば、
- いまのしんどさの中身は何なのか
- 今の仕事で、続けてもいいと思える部分はあるのか
- この先、どんな働き方をしていきたいのか
こうしたことを、人に話しながら言葉にしていけます。ひとりで頭の中に置いたままだと、ひとかたまりだった不満と不安を、少しずつほどいていくきっかけになるかもしれません。
もし転職に進むことになれば、求人の紹介に加えて、応募書類の添削、面接対策、応募先とのやり取りまで手伝ってもらえます。
「まだ辞めると決めていないのに、相談していいのか」と迷う人もいると思います。私も、まだ決めていないのに相談していいのか迷って、画面を閉じたことがありました。ただ、このサービスは在職中でも、転職するかまだ決めていなくても相談できます。向こうも仕事として相談を受けているので、遠慮しすぎる必要はありません。決めるのは、話してみてからで構いません。
相談が合わないかもしれない人と、気をつけておきたいこと
転職エージェントは、転職を手伝う立場のサービスです。話が転職の方向に寄っていく場面もありえます。今の職場で続けることを前提に、じっくり考えたい人には、少し合わないと感じるかもしれません。
また、人と話す以上、相性もあります。話しにくいと感じたら、無理に続けなくて構いません。求人の紹介を受けるかどうかも、自分で決めて大丈夫です。
それから、眠れない、体調を崩しているといった状態が続いているなら、転職の相談より先に、まず休むことや、医療機関に相談することを考えてみてください。
入社2年目の今、「話してみる」を選択肢に入れておく
入社2年目で辞めたいと感じたとき、すぐに答えを出さなくてもいいと思います。ただ、ひとりで二択を行き来しているだけでは、迷いはなかなかほどけません。
ちょっとでも考えているなら、まずは話して整理してみるのもありです。相談は無料で、在職中でも、まだ決めていなくても申し込めます。続けるかどうかは、相談してから決めればいいことです。
もちろん、今すぐでなくても大丈夫です。「こういう方法もある」と頭の片隅に置いておいて、気持ちが向いたときに思い出してもらえたら、それで十分です。

