職場の人間関係に疲れたのに、理由をうまく言えない
「職場 人間関係 疲れた」と検索したものの、何に疲れているのかを一言で説明できない。そんな状態ではないでしょうか。
大きなトラブルがあったわけではありません。怒鳴られたことも、無視されたこともない。ただ、上司の機嫌をうかがいながら話しかけるタイミングを計ったり、雑談の輪に入るか迷ったり、言い方ひとつに気を配ったりしているうちに、一日が終わる。家に帰ると、仕事の量のわりにどっと疲れている。
そうなると、次に浮かぶのは「この程度で疲れるのは、自分が気にしすぎなのでは」という疑いです。辞めるほどのことなのか。それとも、どこへ行っても同じなのか。考えても答えが出ないまま、また月曜日が来ます。
私にも、疲れた日は「もう辞めたい」と思い、何事もない日は「まあいいか」と思い直す時期がありました。結論が日によって揺れるので、自分の気持ちがどちらなのか分からなくなっていきました。
この記事では、その「分からなさ」がどこから来るのかを整理したうえで、ひとつの選択肢として外の人に相談する方法を紹介します。
人間関係の疲れは、職場の中にいるほど見えにくい
人間関係の疲れに自分で答えを出しにくいのは、気持ちが弱いからではなく、いくつかの構造があるからだと思います。
ひとつめは、疲れが「出来事」ではなく「積み重ね」でできていることです。一つひとつは小さな気遣いなので、人に説明しようとすると「それくらい普通では」と言われそうな話になってしまいます。説明できないものは、自分の中でも「大したことではない」と片づけられがちです。
ふたつめは、比べる基準がないことです。今の職場の空気しか知らないと、それが普通なのか、少し合わないだけなのか、かなり無理をしているのかを判断できません。物差しが手元にない状態で、自分の疲れの大きさを測ろうとしているようなものです。
みっつめは、話せる相手が限られることです。職場の人間関係の話は、同じ職場の人にはしにくいものです。誰かの耳に入るかもしれないと思うと、本音の部分ほど口に出せなくなります。
そして最後に、選択肢が「我慢する」か「辞める」かの二択になりやすいことです。私も「転職するか、しないか」だけを行き来して、何が嫌なのかを書き出したこともないまま、何もしない側に落ち着いていたことがありました。二択のどちらも重いので、結局どちらも選べません。
つまり、答えが出ないのは当然とも言えます。疲れの中身が言葉になっておらず、比べる物差しもなく、話せる場所もない。この状態で「辞めるべきか」だけを考えても、堂々巡りになりやすいのです。
転職を決める前に、疲れの中身を外の人と整理する
そこで選択肢のひとつになるのが、20代・30代向けのキャリアコーチングです。ここで紹介するサービスは、転職を決めていない段階から相談でき、一人の担当者が約3ヶ月、自己理解から入社後まで伴走する形をとっています。
申し込みの流れはシンプルです。
1. LINEで友達追加する
2. 面談の日程を決める
3. 面談で話す
相談する側に費用はかからず、それは最後まで変わりません。採用企業からの成功報酬で運営されている仕組みです。私は以前、相談にはお金がかかるものだと思い込んでいて、無料と聞くとかえって裏がありそうで身構えたことがありました。どこからお金が出ているのかが分かると、少し落ち着いて考えられるように思います。
相談で整理できるのは、たとえば次のようなことです。
- 人間関係のどこに一番疲れているのか
- 自分が仕事や職場に何を求めているのか
- 今の職場で続けられそうか、外も見てみたいのか
自己理解から始まるので、「辞めたいかどうか」の結論を持っていく必要はありません。また、転職そのものだけでなく、住居・家族・お金といった生活面の相談もできます。人間関係の疲れは、生活全体の不安とつながっていることも多いので、まとめて話せるのは助かる点です。途中で求人の紹介もあるため、外の職場にどんな選択肢があるのかを知る機会にもなります。
「まだ何も決めていないのに相談していいのか」と迷う人もいると思います。私も、決めていないのに相談していいのか迷って、画面を閉じたことがありました。けれど、このサービスはもともと転職を決めていない段階からの相談を前提にしています。向こうも仕事として話を聞いているので、遠慮しすぎる必要はありません。
合わないと感じたら、そこでやめていい
良い面だけではないので、注意しておきたい点も書いておきます。
まず、途中で求人の紹介があるサービスです。今は転職をまったく考えておらず、社内での関係の立て直しだけに集中したい人には、方向が少し違うと感じるかもしれません。まだ求人を見る気持ちになれないなら、そのことを最初に伝えておくと話がずれにくくなります。
また、約3ヶ月という伴走の期間がある分、担当者との相性も気になるところです。話してみて合わないと感じたら、続けなくて構いません。続けるかどうかは、話を聞いてから決めればいいことです。
疲れを言葉にするところから始めてもいい
職場の人間関係に疲れたとき、いきなり「辞めるか、続けるか」を決める必要はないと思います。まずは、何に疲れているのかを言葉にしてみる。それだけでも、気持ちの揺れ方は少し変わるかもしれません。
一人で整理するのが難しいと感じているなら、外の人に話してみるのもひとつの方法です。ちょっとでも気になっているなら、相談してみるのもありだと思います。
「何がしたいか分からない」から、「自分で選んだ」と言える転職へ【キャリナビ】
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もちろん、今すぐでなくても大丈夫です。「こういう場所もある」と知っておくだけでも、しんどい日の逃げ道がひとつ増えます。気持ちが向いたときに、思い出してもらえたら十分です。

