30代、働いているのに貯金が増えない。そのもやもやの中身
毎月きちんと働いて、給料も入ってくる。大きな無駄遣いをしている覚えもない。それなのに、通帳を見ると思ったほど残っていない。「貯金が増えない」と検索してみたくなるのは、たぶんそんなときだと思います。
30代に入ると、周りから NISA や投資の話を聞くことが増えてきます。「もう始めてる」「やらないともったいない」と聞くたびに、自分だけ置いていかれているような気がする。でも、損をするのは怖い。そもそも投資に回せるほどのお金が手元にあるのかも、はっきりしない。
私にも、この収入のままで先の暮らしが成り立つのか、心細くなった時期がありました。給与明細を眺めて何年か先を計算してみては、怒るというより、なんとなく不安になっていました。そのころは、不安の中身が「収入が足りない」のか「出ていくお金が多い」のか「貯め方の問題」なのか、言葉にしたことがありませんでした。
「貯金が増えない」という言葉の中には、たぶんいくつもの引っかかりが一緒に詰まっています。今のままでいいのかという不安、周りと比べたときの焦り、投資をしないといけないのかという迷い。それがひとかたまりになっているから、何から手をつければいいのか分からなくなるのだと思います。
貯金のことを一人で考えても、答えが出にくい理由
貯金が増えない理由を考えようとすると、意外なほど手が止まります。それは、考える力が足りないからではなく、問題の形そのものが一人で解きにくいからだと思います。
ひとつめは、原因がいくつも重なっていることです。収入、毎月の支出、貯め方、そしてこの先にやってくる大きな出費。どれかひとつが原因なら話は早いのですが、たいていは少しずつ全部が関わっています。一人で考えていると、そのうちのひとつを掘り下げているうちに、ほかの部分が見えなくなってしまいます。
ふたつめは、「貯金が増えない」という悩みが、いつのまにか「投資をするか、しないか」の二択にすり替わってしまうことです。周りで投資の話をよく聞くと、自分の悩みもそこで解決するものだと思いやすくなります。でも本当は、その手前に「毎月いくら残せているのか」「何のために、いつまでにお金が必要なのか」という問いがあります。そこが決まらないまま二択だけを行き来していると、決めきれずに何もしない側に落ち着いてしまいがちです。
みっつめは、自分の家計を外から見る機会がほとんどないことです。毎日の生活に慣れていると、何が多くて何が少ないのか、比べる物差しがありません。「何かを削らないといけない」という気だけがして、何を削ればいいのか分からずに手が止まる。私にもそういうことがありました。
そして、調べれば調べるほど「こうすべき」が増えていきます。記事を何本か読むうちに、自分がもともと何を知りたかったのか分からなくなって、途中で画面を閉じたこともありました。
情報が足りないのではなく、自分の状況に当てはめて整理する手がかりが足りない。だから、一人で考えても答えが出にくいのだと思います。
投資を決める前でも、お金のことはまとめて相談できる
そこで、ひとつの手として、ファイナンシャルプランナーに相談できる無料相談サービスがあります。貯蓄、家計の見直し、老後資金、教育資金、資産運用などについて相談でき、相談そのものは無料です。
申込から相談までの流れは、次のとおりです。
1. Web の予約フォームから申し込む
2. 担当のファイナンシャルプランナーから連絡があり、日程を決める
3. 面談を受ける(オンライン、または対面)
相談の場では、一人では絡まっていた話をほどいていくことができます。たとえば、今の収入と支出のなかで、お金がどこに流れているのか。この先、どんな時期にどんな出費がありそうか。貯蓄をどう考えるか。そのうえで、資産運用というものが自分にとって今考えることなのか、もう少しあとでいいのか。こうしたことを、ばらばらにではなく、まとめて話せるのがこのサービスの特徴です。
「まだ投資をするかどうかも決めていないのに、相談していいのかな」と迷う方もいると思います。私も以前、まだ何も決めていないのに相談していいのか分からず、画面を閉じたことがありました。でも、このサービスは、投資を始めるかどうかを決める前の段階から、貯蓄やお金の使い方を話せるものです。決めてから行く場所ではなく、決めるための材料をそろえる場所だと考えると、少し気が楽になるかもしれません。
何を聞けばいいか分からない、という状態でも大丈夫だと思います。「貯金が思うように増えない気がする」「投資の話が気になっている」と、そのまま伝えるところから始めて構いません。相手は、お金の相談を受けることを仕事にしている人です。遠慮しすぎる必要はありません。
申し込む前に知っておきたいこと
良いことばかりではないので、先にお伝えしておきます。
相談そのものは無料ですが、相談のあとに、保険などの商品の提案を受けることがあります。提案された商品に入る義務はなく、要らなければ断って構いません。もちろん、入った場合はその商品の保険料などがかかります。その場で決めず、持ち帰って考えてもいいと思います。
また、すでに自分で家計の整理ができていて、聞きたいことがはっきりしている方には、遠回りに感じられるかもしれません。
そして、話してみて合わないと感じたら、続けなくて大丈夫です。続けるかどうかは、相談してから決めればいいことです。
30代の貯金のもやもやを、ひとまず誰かに話してみる
貯金が増えないと感じていて、投資のことも少し気になっている。そのくらいの段階でも、相談してみるのはありだと思います。無料で話せる範囲があるので、まずは自分のお金の状況を整理するつもりで使ってみる、という考え方もできます。
もちろん、今すぐでなくても構いません。この記事を読んで、「自分の悩みは収入なのか、支出なのか、この先の出費なのか」と少し考えてみるだけでも、一歩目としては十分だと思います。気持ちが向いたときに、思い出してもらえたらうれしいです。

